突然ですが、スーツはどのように購入していますか?
多くの方がスーツ量販店で購入されるかとは思いますが、その際に店員に進められるがまま買っていませんか?
皆さん、ご存じですか?
量販店に置いてある大半のスーツの原価率はとても低く、 進められるがまま購入すると値段だけ高い、実は安物というスーツを手にする恐れも…。
この記事では、スーツ量販店で価格に見合った良いものを見抜く方法をお伝えできればと思います。
1.生地の素材を見るべし!
大体の量販店のスーツは中国メーカーに委託し製造されています。(日本企画→中国製造)
しかし侮ることなかれ、やはり30年以上も製造してきたこともありスキルがグングン向上し、今では仕立てのレベルは非常に優れています。
なので、どの量販店のスーツを見る場合も仕立ては同レベル(大体同じ工場で製造)なので、やはり生地で判断するのが賢明と言えるでしょう。
では早速本題です。
最近の量販店のスーツの多くはポリエステルをメイン素材とした化学繊維100%生地で仕立てられています。一見デザイン性も高く、最近はレーヨン混の物も多く出回り肌触りが改善されていることもあり、店員に進められれば全然悪くないと感じる方が多いと思います。
しかし化学繊維特有の生地感は、残念ながら見る人が見れば安物であるとすぐわかってしまいます。
また、原価率も低く、原価(仕入れ値)がせいぜい3〜4千円程度のものを2〜3万円前後で販売されていたりもします。
なので余程デザインを気に入ることがない限り、絶対にオススメしません。
※注意:ビジネスシーンではなく、普段使いとして今流行りのセットアップでカジュアルに着こなす分には十分のクオリティです。
2.ウール混生地のスーツを買うべし!
ポリエステルを悪く言うつもりはありません。むしろ毎日着用するスーツには丈夫で長持ちするポリエステルが最適とも言えるでしょう。ただしウールが入っている素材に限ります。生地に数%混ざっているだけでも違います。もちろん多くて越したことはありません。ウール特有のふっくら感、天然素材の風合いが出て見栄えが一変します。当然、化学繊維100%スーツとは全然違います。
安く良いものを手に入れたいという方には、「ウール混」がオススメです。
3.ブランド生地のスーツを買うべし!
スーツの高級ブランドとして認知されている「ロロピアーナ」、「ゼニア」を耳にしたことはないでしょうか。本家で購入すれば恐らく10万以上するこの有名ブランド。 実はスーツ量販店には、このような有名ブランドの生地で仕立てられたスーツが お手頃価格(3〜4万円代から)で販売されていたりもします。また、その他の品質に優れた海外ブランド生地で仕立てられたスーツも2万円代後半〜より販売されています。
※これらは織りネームと呼ばれるタグがジャケットの袖についています。 購入するなら化学繊維100%生地スーツよりも、当然こちらがお得でオススメです!
まとめ
さて、ここまで量販店でのスーツを選ぶ際に生地が大切なことを説明しましたがいかがだったでしょうか。男性女性問わず、スーツを着用する機会が社会に出れば何度かはあるはずです。当然着用する仕事に就職すれば、それこそ大事なこととなってきます。
上場企業で働いていた私の知人の話を紹介しますと、たまたま良いスーツに良いネクタイをしていた日に、上司に見初められて出世の機会を与えられました。きっかけは「君、良いスーツとネクタイしてるね」と。
仕事ができる人は身だしなみも一流とのことです。
量販店でスーツを買う機会があれば、生地に気を付けてくださいね!