ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)は、投資対象として人気が高いだけでなく、近年は決済手段としての需要も増えてきています。そういった状況から身近に感じるようになり、仮想通貨取引に興味を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者の方に向けておすすめの仮想通貨取引所を解説していきます。
おすすめの仮想通貨取引所5社
DMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
運営会社 | 株式会社DMM Bitcoin |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・BitMatch注文) レバレッジ取引(販売所・BitMatch注文) |
取り扱い銘柄数 | 25種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.0001BTC 現物取引(BitMatch注文):0.001BTC レバレッジ取引(販売所):0.001BTC レバレッジ取引(BitMatch注文):0.01BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッあり 現物取引(BitMatch注文):0.001BTCあたり37円 レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(BitMatch注文):0.01BTCあたり36円 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | ― |
公式サイト | DMM Bitcoin公式サイト |
DMM Bitcoinのメリット・デメリット
メリット
- レバレッジ取引の取り扱い銘柄が国内最多
- オリジナルの注文方法「BitMatch注文」で、取引コストを抑えられる
- 取引ツールが高性能で、スマホアプリは初心者向けモードにも切り替えられる
デメリット
- 現物取引(取引所)のサービスを提供していない
- 仮想通貨の出金に時間を要する
- 仮想通貨取引以外のサービスがない
DMM Bitcoinは、国内最多の25種類の仮想通貨でレバレッジ取引が可能です。レバレッジ取引で多様なポートフォリオを構築したい方に最適な口座です。
販売所と比較して取引コストを抑えられる取引所サービスはありませんが、販売所と取引所のハイブリッドといえる国内唯一の注文機能「ビットマッチ注文」を提供しています。これを有効活用すれば、DMM Bitcoinでも取引コストを下げることは十分可能です。
スマートフォンアプリも高性能で、2021年11月にはシンプルで直感的な「STモード」が実装され、初心者から上級者まで使いやすくなっています。
bitFlyer
名称 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
運営会社 | 株式会社bitFlyer |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(取引所) |
取り扱い銘柄数 | 15種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.00000001BTC 現物取引(取引所):0.001BTC レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):約定数量×0.01~0.15% レバレッジ取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 方法に応じて無料または330円 |
日本円の出金手数料 | 方法・金額に応じて220~770円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | ステーキングリワードサービス(一時停止中) かんたん積立 ビットコインをもらう bitFlyerクレカ ビットコイン寄付 友達招待プログラム Tポイント交換サービス bitWire(β版) |
公式サイト | bitFlyer公式サイト |
bitFlyerのメリット・デメリット
メリット
- すべての取り扱い銘柄に対して、1円から投資できる
- ビットコインの取引量が国内No.1*で、現物取引(取引所)の流動性が高い
*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む) - 自動積立やbitFlyerクレカなど、仮想通貨関連のサービスが豊富
デメリット
- レバレッジ取引の取り扱い銘柄がビットコインのみ
- 現物取引(販売所)と比べて、現物取引(取引所)の取り扱い銘柄が少ない
- アルトコイン(一部除く)の送金時に手数料がかかる
bitFlyerは、ビットコイン取引量が6年連続国内No.1*の大手仮想通貨取引所です。
*ビットコイン日本語情報サイト調べ。国内暗号資産取引所における2016年~2021年の年間取引高(差金決済/先物取引含む)
また、取引量が多いということは、(取引所での)現物取引の流動性が高く、期待する数量・金額で注文が成立しやすいということです。
ビットコイン、リップル、イーサリアムを含む全取扱15銘柄に1円から投資できるため、初心者の利用にも適しています。
また、好きな仮想通貨で自動積立ができる「かんたん積立」や、支払額に応じてビットコインでキャッシュバックされるクレジットカード「bitFlyerテレカ」など、便利なサービスも充実しています。
GMOコイン
名称 | GMOコイン |
運営会社 | GMOコイン株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 22種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.00001BTC 現物取引(取引所):0.0001BTC レバレッジ取引(販売所):0.01BTC レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 金額に応じて無料または400円 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
GMOコインのメリット・デメリット
メリット
- 取り扱い銘柄数が国内最多の22種類
- 口座開設や日本円の出金、仮想通貨の送金など、各種サービスの手数料が無料
- 取引ツールが高性能、かつ使いやすく設計されている
デメリット
- 日本円の入出金に金額の制限がある
- 仮想通貨送金時の下限値が大きめに設定されている
- 自動積立サービスで口座振替ができない
GMOコインは、東証プライム市場に上場しているGMOインターネットグループの一員です。同じくグループ会社のGMOクリック証券で培ったノウハウは、GMOコインにも生かされており、優れたセキュリティ性能と便利な取引ツールを実現しています。
ビットコインやイーサリアムをはじめ、国内最多*となる22種類の銘柄を取り扱っています。
*JVCEAの「暗号資産および取扱暗号資産の概要」に基づき算出。
口座開設、日本円2,000万円までの出金、仮想通貨の送金はすべて無料です。
この取引環境からGMOコインの人気は高く、2021年、2022年と2年連続でオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得しています。
Coincheck
名称 | Coincheck(コインチェック) |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 17種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%) 現物取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 方法に応じて無料~1,018円 |
日本円の出金手数料 | 407円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT(β版) Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
Coincheckのメリット・デメリット
メリット
- 取り扱い銘柄が17種類と豊富
- 現物取引(取引所)での取引手数料が無料
- 自動積立やステーキングサービスなどの関連サービスが充実している
デメリット
- レバレッジ取引のサービスを提供していない
- 取引手数料無料で利用できる現物取引(取引所)の取り扱い銘柄が少ない
- 仮想通貨の送金時に手数料がかかる
Coincheckは、ネット証券大手のマネックス証券を擁するマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所です。17種類の銘柄を現物取引(営業所・取引所)で利用することができます。
スマートフォン向けの取引アプリは、シンプルで使いやすく、ダウンロード数ランキング1位*を獲得するほどの人気です。
*2020年1月~12月(データはApp Annie調べ)。
また、(取引所での)現金取引は取引手数料が無料であるため、できるだけ低コストで利益を最大化したい方に最適です。
また、自動積立やステーキングサービス、NFTマーケットプレイスなど、仮想通貨取引以外のサービスも充実しており、これらを目的にCoincheckを利用するユーザーも少なくありません。
BITPOINT
名称 | BITPOINT(ビットポイント) |
運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 13種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所): 買い注文500円、売り注文0.00000001BTC 現物取引(取引所): 0.0001BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 方法に応じて、無料または振込手数料実費を自己負担 |
日本円の出金手数料 | 振込手数料実費を自己負担 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | BITPOINT公式サイト |
BITPOINTのメリット・デメリット
メリット
- 新しい仮想通貨の取り扱いに力を入れている
- 現物取引(取引所)での取引手数料が無料
- レンディングサービスで稼ぐことができる
デメリット
- 現物取引(販売所)と比べて、現物取引(取引所)の取り扱い銘柄が少ない
- レバレッジ取引のサービスを提供していない
- スマホアプリで現物取引(取引所)のサービスを利用できない
BITPOINTは、日本では比較的知られていない新しい仮想通貨銘柄を上場させ、話題を呼んでいる仮想通貨取引所です。
その特徴は、新規銘柄の取り扱いに力を入れていることです。直近では、カルダノやジャスミーなど4つの仮想通貨がBITPOINTを通じて日本市場に初上場しました。
現物取引(取引所)を利用する際の取引手数料が無料であることも、人気の理由の一つです。
また、レンディングサービスも提供しており、口座に眠っている仮想通貨をBITPOINTに貸し出すことで、効率的な資産運用が可能です。
仮想通貨取引所のまとめ
今回は数ある中から、初心者におすすめの仮想通貨取引所を厳選して紹介しました。
次回は仮想通貨取引所を比較する際の4つのポイントを解説します。