前回の記事で紹介した比較ポイントを踏まえ、仮想通貨取引所を選ぶ際には、以下の4つのポイントに特に注意することをおすすめします。
- 取引したい銘柄の取り扱いがあるかどうか
- 取引目的への適合性の有無
- 取引所の利用料金を低く抑えられるかどうか
- 取引したい銘柄を取り扱っているか
仮想通貨取引所に取引したい銘柄の取り扱いがあるかどうか
仮想通貨取引所を選ぶ上で最も重要なのは、検討している取引所が取引したい銘柄を扱っているかどうかです。
例えば、NFT市場で決済通貨として利用されているポリゴン(MATIC)を取引したい場合、2022年7月時点の選択肢はbitbankに限られることになります。
取引したい銘柄が決まっていない場合は、できるだけ多くの銘柄を取り扱っている仮想通貨取引所を選ぶとよいでしょう。
仮想通貨取引所が取引の目的に合っているか
現物取引で売買差益を狙う、レバレッジ取引で資金効率を上げる、投資目的ではなく決済目的で取得する、自動積立で長期的に投資するなど、仮想通貨取引の目的はトレーダーによって異なるはずです。
仮想通貨取引所を選ぶ際には、これらの目的ごとに適した取引所を選ぶことが必要です。
場合によっては、目的に応じて複数の仮想通貨取引所の利用を検討するのもよいでしょう。
仮想通貨取引所の利用コストを低く抑えられるか
興味のある仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所が複数ある場合、その取引所の利用コストを比較し、最も利用コストの低い取引所を選ぶとよいでしょう。
前述の通り、利用コストには取引コスト(取引手数料やスプレッド)だけでなく、入出金手数料や仮想通貨送金手数料なども含まれます。
例えば、決済用の仮想通貨を入手する場合、取引コストが低いところを選んでも、仮想通貨送金手数料が割高になる場合がありますので注意が必要です。
仮想通貨取引所が様々な仮想通貨サービスを提供しているか
仮想通貨への投資は、仮想通貨の売買だけでなく、証券取引所に上場する前の仮想通貨を購入できる「IEO」や、取引所に通貨を預けることで収益を得られる「レンディング」など、さまざまな投資方法があります。
最近では、NFTの取引も盛んになってきており、幅広い投資方法に対応できる取引所の需要が高まってきています。
こうしたことから、すでにIEOを導入しているコインチェックやGMOコインは、他の取引所に先駆けて新しいサービスを開拓しているといえるでしょう。
DMM Bitcoinはすでに「Nippon Idol Token」のIEOを実施することを発表しており、年内には実施する予定です。
仮想通貨取引所を選ぶ際には、そうした新しい投資機会を積極的にユーザーに提供しているかどうかを比較することが重要です。